資金計画と予算の立て方

家づくり

はじめに:家づくりにおける“お金の話”

家づくりを考え始めたとき、最初に向き合うことになったのが「資金計画」でした。
夢を描くのは楽しい。でも、その夢を現実にするには、冷静に数字と向き合う必要があります。

私たちが家づくりを本格的に意識し始めたのは、結婚2年目。地方に出向していた時期で、子どもが生まれて半年ほど経った頃でした。
家族が増え、生活スタイルが変わり、将来の暮らしをどう設計していくかを考えるようになったタイミングです。

「どんな家に住みたいか」というのはもちろん頭にはありましたが、それよりも、「自分たちは、どれくらいの予算をマイホームづくりに回せるんだろう?」という疑問が浮かびました。
将来の収入の見込み、高騰する社会保険料や物価の上昇による生活費の上振れ、今後の子どもの教育費など漠然とした不安はありつつも、今までしっかりと向き合ったことはありませんでした。

でも、ここできちんと自分たちの使えるお金を考えないと、はっきりした将来計画を立てられないなという危機感がありました。そこで、プロのファイナンシャルプランナーに相談することにしました。

この資金計画の考えは単なる数字合わせではなく、「私たちがどんな暮らしを望んでいるか」を整理する作業でもありました。(でも意外とやってみたら将来が可視化されて、こんぐらいなら使っていいんだって思えてたのしかったですよ!(^^)!)

我が家の予算の考え方

私たちが相談したのは、ソニー生命でした。ソニー生命のライフプランニングは、GLiPというデジタルツールを用いていて、年収を入力するだけで社会保険料を自動で算出してくれたり、今後の収入・支出の推移を項目別にわかりやすい図で示してくれたりと、視覚的にも見やすく今後の計画を示してくれ、とても満足度の高いものでした。興味のある方は下のリンクを参照ください。

トータルライフプランニング特設サイト|GLiP|ソニー生命保険

ファイナンシャルプランナーへの相談の中で意識したのは、支出をやや多めに見積もることでした。

家づくりは一度きりの大きな買い物ですが、その後も人生にはさまざまな出費が続きます。余裕を持った計画にすることで、予期せぬ出費にも対応できると考えました。

具体的には、以下のように項目を想定しました。

  • 教育費:小学校は公立、中学高校は私立、大学は私立理系と仮定→約2,230万円
  • 旅行費:国内旅行に毎年行く想定で年間20万円、海外旅行は5年に1度行く想定で100万円の予算を設定
  • 生活費:
    趣味や携帯代を除いて月10万円に設定

これ以外にもたくさん項目を設定できますが、全部紹介すると指がつかれるので割愛します。。

こうして教育費・旅行費・生活費などの将来支出をすべて見積もり、現在の貯蓄額と今後の収入予測から差し引きました。
その残りが、**「家づくりに使っても安心な金額」**になります。

我が家の場合、この試算から導き出されたのは、
年間およそ400万円までなら住宅ローンの返済に充てられるという目安でした。

このように、ライフプランニングをして導き出した返済額であれば、なんとなく今の貯金額と収入から返済額を考えるより安心感を持て、それじゃあこの返済額に収まるようなハウスメーカーやデザインを考えていこうとなりました。

次は、どのようにハウスメーカーを選んでいったかを記事にできればと考えています。

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